御幸毛織/高機能ウール混コート発売/生地はミズノと共同開発
2026年01月30日 (金曜日)
服地・スーツ製造販売の御幸毛織(名古屋市西区)は、ミズノと共同開発した高機能ウール混生地使用のステンカラーコートを企画・販売する。ウールならではの質感と、スキーウエアに求められる高水準と多機能性が両立した生地を、試行錯誤を重ねて完成させた。ドレスとスポーツの融合という新たな切り口で打ち出す。
東洋紡グループ合同展をきっかけに共同開発への取り組みが進められた。ミズノのスキーウエア開発担当者が差別化戦略の一つとして、スキーをする時に求められる機能を満たした天然繊維使い生地の開発構想を持っていた。それをかなえるために御幸毛織との共同開発が進んだ。
生地は尾州で織り上げた。ウール50%・弾性を持つポリエステル50%の高密度サージに、ポリウレタンのラミネートフィルムを点接着させた2層構造の生地に仕上げた。柔軟性と伸縮性を持つため、着心地も良い。
着用時の快適性をかなえるための機能も充実。スキーウエアが持つ高水準な耐水性、防水性、耐摩耗、撥水(はっすい)性も備わる。高密度に製織した表地にラミネート加工を施すため、防風性も持ち合わせる。
生地開発を担当した御幸毛織ファイバー企画グループ長兼商品企画グループ主事の末継拓也氏は「スポーツ用の高機能を持ち合わせた生地の開発は初めてだった」と話し、「表地の開発だけでなく、フィルムの材質や厚み、接着方法を含めた試行錯誤を繰り返した」と続けた。
シンプルなステンカラーコートのデザインに仕上げたが、ラグラン袖で着やすさに配慮した。オンもオフも活動的に着回すこともできる。価格は8万8千円。直営店「ミユキクラフツスーツ」日本橋店、札幌店と、同オンラインショップで着数限定販売している。





