東麗酒伊織染〈南通〉/「ダーミザクス・ラボ」を開設/認知向上へ攻勢
2026年02月02日 (月曜日)
【上海支局】東レの中国法人で長繊維生地を製造販売する東麗酒伊織染〈南通〉(TSD)は、高機能防水透湿素材「ダーミザクス」のブランディングと技術発信の拠点「ダーミザクス・ラボ」を上海市内に開設した。常設拠点を設けることで、地場ブランドや消費者への認知を一気に高めるのが狙いだ。
同ラボの面積は約260平方メートル。素材提案にとどまらず、技術検証やデザイン提案までを網羅する。原料から糸、生地、染色加工、最終製品までをカバーする東レグループの一貫体制を可視化した。
館内は「プロフェッショナル」「アウトドア」「アーバン・レジャー」の3カテゴリーで構成し、活用シーンに合わせた12種類の最適な生地を提案する。また、同素材を使用したウエアを着用して滑走を疑似体験できるスキーマシンや、風雨を再現して防水・防風性能を検証できるシミュレーターなどの体験型設備も設置した。生地だけでなく、シームテープを含めたトータルソリューションを訴求する。
ダーミザクスの中国内販は好調だ。2025年度の販売数量は、前年度比約1・5倍の規模に拡大する見通し。地場の本格アウトドアブランドが「本物」の機能を求めていることが追い風になっている。登山用途からタウンユース、ランニングへと採用の裾野が広がっている。





