ごえんぼう

2026年02月03日 (火曜日)

 日本の映画館のうち、大手映画会社の直接の影響下にない独立的な施設をミニシアターと呼ぶ。他では見られない映画の上映も多く、足を運ぶ機会が多い▼各地のミニシアターで組織するコミュニティシネマセンターの2024年の調査では、旧作映画を上映する名画座を合わせたミニシアターは、全国に142館あった。閉館の報に接することも多いが、24年までの過去10年で31館増えたそうだ▼東京都北区のミニシアター、「シネマ・チュプキ・タバタ」もこの10年の間にオープンした。座席は20席と少ないが、イヤホン音声ガイドや字幕付き上映を行い、誰もが楽しめるユニバーサルシアターとして知られている▼設立には多額の資金が必要だったが、全てを募金で賄い、音響監督らの協力も得た。チュプキは極端な例かもしれないが、人の思いや物語を感じる映画館は多い。たまにはゆっくりと館内の雰囲気を味わうのもいい。