モリリン 原糸備蓄販売を再強化
2026年02月06日 (金曜日)
モリリン・ファイバーマテリアルグループ(G)の原糸課は、多様な原糸備蓄販売の再強化に乗り出す。国内の繊維産地企業やアパレル企業を対象に、原糸の備蓄販売機能の認知度向上と需要拡大を目指す。
同Gは原糸の備蓄販売と並行して、異なる原料の複合や組み合わせで、機能付与や欠点を補う独自機能性糸の開発や販売にも注力している。そのイメージが強まる一方で、原糸の備蓄販売機能や利便性への認知が薄れることを危惧する面もあるため、周知の徹底と訴求を再強化する。原糸課の担当者は「産地企業や国内アパレル企業に、当社の品ぞろえと備蓄販売の利便性を再認識してほしい」と話した。
備蓄する原糸は4種のシリーズに大別される。ウールシリーズ、合繊シリーズ、再生繊維シリーズと、機能性を持つ原糸のカラー展開シリーズだ。ウールシリーズは主に3種類で構成する。ウール100%の原糸は48、60、72番手単糸と双糸をそろえる。ウール・カチオン可染ポリエステル(CDP)混40番単糸や、レーヨン・テンセルモダール・ウール3者混の40番単糸も扱う。
合繊シリーズは4種類。アクリル100%原糸(40、48、52、64番手)、アクリル・ウール混原糸は3種類がそろう。再生繊維シリーズは4種類で、キュプラ100%原糸(60、80番単糸など4種類)や、モダール70%・キュプラ30%混40番単糸もラインアップ。バンブーレーヨン100%原糸(20、30、40番手)、レーヨン・テンセルモダール混原糸(30、40、60番手)もそろう。
原料の特徴生かす差別化糸も カラー展開シリーズ
原料の特徴を生かしたカラー展開シリーズも4種類取り扱う。「クールマックス・サーモライトエコメイド」は32番単糸の129色展開。再生ポリエステルと綿をブレンドし、吸水速乾性と保温性を兼ね備える通年素材としてアピールする。
綿100%トップ糸「ブロッサム」は18色展開で、30、40番単糸がそろう。メランジ調の顔付きを持ち、色に深みをもたらす。豪州や米国、ブラジル、インドの原綿使用にこだわる。吸汗性や放湿性も持ち合わせる。
レーヨン100%の「バンビーナ」は30、40番単糸の各6色展開。渦流精紡機「ボルテックス」で紡績するため毛羽が少なく、ピリングも起きにくい。レーヨンならではのドレープ性と吸放湿性を持ち、猛暑期の使用にも適する。
ポリエステル65%・レーヨン35%混トップ糸「トップランナー」は30、40、50番単糸で各6色展開する。生地にすると、色調に深みが増す。伸縮性を持ち、シワになりにくい特性がある。スーツやユニフォーム向けにも適する。





