帝人フロンティア/防災機能カーテン実用性訴求/初期消火や避難時にも
2026年02月13日 (金曜日)
帝人フロンティアの事業イノベーション本部事業開発部は、防災機能カーテン「プルシェルター」が持つ実用性を広く伝える。消火性や耐熱性で延焼時間を遅らせるほか、カーテンフック「プルック」と組み合わせることで簡単に取り外せ、初期消火作業や避難時でも使用できる。防災関連展示会で訴求した。
プルシェルターは、難燃性や耐熱性に優れたアラミド繊維と消火性を持つアクリル系合成繊維を組み合わせている。炎に接すると生地が炭化し、初期段階での消化につながる。生地が溶けて体に貼り付くことがないため、緊急避難時に防災頭巾やマントのように頭からかぶることもできる。
福祉施設や学校などから問い合わせが入り、直販や指定業者への販売が増えてきた。このほど横浜市で開催された「第30回震災対策技術展」でも紹介し、同事業開発部は「防炎カーテンとしてだけでなく、初期消火などができることをきちんと伝えていきたい」とした。
また、「一般家庭の消火器設置率は30~40%とされるが、カーテンのない家庭はほぼない。プルシェルターの普及によって防災につなげられれば」とした。
内閣府の首都直下地震対策検討ワーキンググループのまとめでは、都心南部直下地震が発生した際、火災による建物の消失は最大で約26万8千棟となり、火災での死者数は約1万2千人に達する。
感震ブレーカーの設置(100%)で消失棟数は約7万4千棟(72・4%減)に、死者数は約3400人(71・7%減)に減るとされるが、現状、設置率は20%にとどまる。





