ミュベール/自然との共生描く/手の込んだ仕様も
2026年02月16日 (月曜日)
ファッションブランド「ミュベール」(中山路子デザイナー)は、山の情景や自然、息づく動物などを26秋冬コレクションに盛り込む。ポーランド出身の世界的な絵本作家、ヨゼフ・ウィルコン氏の「作為のない暖かい作品」(中山デザイナー)から着想している。
ファンタジーな服とは一線を画すクリエーションで、人と自然、動物が静かに共生する形を描いた。クラシカルなニットジャケットにはゴールドのボタンを配し、油絵のような奥行きを感じさせるタッチで、湖畔に暮らすカモの家族をプリントしたスカーフも特徴。セットアップには繊細なチュールを重ねた。
オリジナル生地と副資材のほとんどを国内産地で調達。生地代や縫製など生産コストは上昇傾向が続いているが「アウターなど多くの商品は10万円以下に抑えている」と話す。チェック柄と起毛素材のリバーシブルジャケットも、手に取りやすい価格にしている。
昆虫の世界にも視線を向け、雪景色を飛ぶテントウ虫やトンボを描いたカーディガンはクラフト感のある風合い。立体刺しゅうやツイード生地に小花柄のフロッキープリントを施すなど難しいディテールも採用している。





