繊維ニュース

オンワード樫山「アンフィーロ」/売上高100億円を突破/今春に初の単独店

2026年02月19日 (木曜日)

 オンワード樫山が展開する機能美に特化したブランド「アンフィーロ」が好調に推移し、今期(2026年2月期)の売上高が100億円を突破した。売上構成比は自社の電子商取引(EC)を軸としたEC5割、実店舗5割というEC比率の高さも特徴になっている。

 21秋冬シーズンに販売を開始して以降、気候やマーケットの変化に即応したウエアが好評。ブランドが急成長した背景について、越智大輔常務執行役員は「機能に特化した商品開発と着心地、さらに手の届くプライシング(価格戦略)が好調要因」と述べた。決算期は閉まっていないが「既に100億円を超え、さらに伸ばしたい」と話す。

 今春夏から、成長への第2フェーズと位置付けている。従来はアンフィーロを核としたブランド複合店「オンワード・クローゼットセレクト」(OCS)と、自社ECなどで取り扱っているが、初の単独店を開設する。代表アイテムや新規商品が増えたことで、単独店開設に踏み切る。

 今春夏の商品では、洋服感覚で着用できるUVカットラッシュガードや軽量で接触冷感機能を加味したジャケット、ブラウスを投入。伸縮性の高いデニム生地に撥水(はっすい)加工を付加したジーンズもバリエーションを広げる。多くの商品で8千~1万円の価格に設定した。

 東レと共同開発した素材も積極的に打ち出す。高い通気性と吸水速乾性が特徴の「ブリーズムーブ」で、ドライタッチのワンピースなどを提案。同じく東レと開発した高機能ジャージー素材でボトムスやブルゾン類を展開する。高機能ジャージー素材で製作する「最愛ジョグパン」は累計10万本を販売し、同ブランドを代表するヒット商品となっている。