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三景/ベンベルグの可能性提示/機能性を加え用途広げる

2026年02月20日 (金曜日)

 副資材大手の三景は、東京都港区の展示施設「青山ショールーム」で、旭化成との合同によるキュプラ繊維「ベンベルグ」をテーマにした展示会を開催している。ベンベルグの裏地を長く打ち出してきた三景が、多様な素材との組み合わせで機能性を高め、幅広い用途に向けてベンベルグを提案する。会期は27日まで。

 展示会では、動画や実験器具などを使って、ベンベルグのサステイナビリティー対応力や機能性を紹介している。

 展示は裏地に限定せず、表地も豊富にそろえた。ポリエステルと組み合わせることでイージーケアを可能にした生地など、他の素材との融合で機能性を高めた商材を提案する。

 プリント、プリーツ、フィブリルといった加工を取り入れる提案も行っている。三景の栃木県佐野市のキルト工場が持つ技術を駆使し、クラボウの羽毛代替の中わた材「エアーフレイク」でも、ベンベルグとの融合を図った。

 北陸、北関東、尾州、播州といった産地企業とも連携し、各産地の特徴を生かした生地も提案に加えた。

 三景は福井県坂井市で操業する三国工場で染色を担うなど、製販両面でベンベルグの取り扱いに力を注ぐ。現在もベンベルグの裏地の需要は旺盛で、海外でもサステ対応に優れた点が高評価を受けていることから、主力商材に位置付けている。

 ベンベルグをテーマにした展示会は2回目で、今回は既存顧客からの需要を掘り起こすとともに、スポーツなど新しい分野への展開にも踏み出していく。