ごえんぼう
2026年02月25日 (水曜日)
インフレで、お金の値打ちがどんどん下がっている。手元に1万円札があってもそれほど安心できず、なくなるスピードが以前より早くなったように感じる▼明治期から第二次世界大戦末期まで、実質的な最高額紙幣は百円札だった。1885年に発行され、戦後の1947年末には通貨総発行高の93%を百円札が占めていた▼しかし、押し寄せるインフレの波が百円札の価値を下げ、50年に千円札、57年に5千円札、58年に1万円札が発行された。百円硬貨も57年に登場し、百円札の発行は74年が最後となった▼百円札をはじめ、1万円札などの肖像画として複数回描かれてきた聖徳太子。85年の紙幣変更で姿を消した。その理由として5万円、10万円札が発行される日に備えて休養している内容の記事が、当時の新聞に掲載されたという。インフレが続けば、今以上の高額紙幣が登場する日はそう遠くないのかもしれない。





