ごえんぼう
2026年02月26日 (木曜日)
22日に閉幕したミラノ・コルティナ冬季五輪。日本選手たちは奮闘したが筆者は別の部分でも注目していた。これまで存在感を見せてきた日本企業の広告露出がほぼなかったことだ▼1業種1社の最高位スポンサーにおける日本企業の契約はゼロ。トヨタ自動車やパナソニックホールディングスなどが撤退し、替わりにアリババ集団、テレビ大手TCLなど中国企業が名を連ねた。五輪の費用対効果や商業的価値の低下といった影響も考えられる▼自社製品を世界へ売り込む場ではなくなったのだろう。同じく撤退したブリヂストンは「五輪との親和性は低くなった」と明かす▼イノベーションの場として利用する企業も存在し、製品のデファクトスタンダード(事実上の業界標準)を狙う動きもあった。日本企業の「落日」を憂う記事も散見されたが、数年後の業界地図が変わる可能性も否定できない。撤退には一抹の不安を覚える。





