東洋紡せんい 高吸湿ポリエステルわた拡販へ
2026年03月04日 (水曜日)
東洋紡せんいのマテリアル事業部ライフマテリアルグループ寝装チームは、高吸湿ポリエステルわた「グレファージュ」を2027年3月期の重点素材に位置付ける。国内生産体制を再構築し、顧客が求めやすい価格帯で安定供給できる体制を整えた。
グレファージュは、機能性材を分子レベルで繊維に化学結合させた改質わたで、綿を超える8%以上の吸湿率を持つ。
10年ほど前に開発し、紡績での展開も図ったが、染色性や堅ろう度に課題があったため、染色が不要な中わた用途を中心に販売を模索。ただ、小規模の生産体制や高価格帯がネックとなり、十分に広がっていなかった。
国内の協力工場を活用した生産体制を新たに構築し、課題を解消。従来の100㌔釜から、300㌔釜で製造することで月5㌧を供給する。生産効率が高まり、「顧客が求めるプライス」に近づけた。
立体捲縮(けんしゅく)でかさ高性もあり、ふとんやウエアの中材用途へ提案する。寝具では、蒸れ感軽減を切り口に年間商材として訴求する。粒わたタイプも26年度中に打ち出す予定。シートタイプの投入も視野に入れる。
得意とする改質技術を生かし、綿を改質して吸湿発熱機能を高めた糸「ホットナチュレネオ」や、吸湿性が高く、水分を蓄える改質レーヨン糸「リフレス」、ウールを超える吸湿性を持つ「スーパーリフレス」なども提案している。





