「ザ・メーカーズ・ アパレルショー」の注目企業②

2026年03月04日 (水曜日)

独自技術で付加価値提案

廃漁網から再生ナイロン/InResST(東京会場17、大阪会場43)

 2021年創業の再生ナイロンメーカー。海洋漁業で廃棄された漁網を100%原料とする再生ナイロンの製造において、世界トップレベルの技術を持つ。ケミカルリサイクルによる再生ナイロンの「GRS」認証を世界で初めて取得した。

 従来の製造工程に比べ、CO2排出量や水の使用量を90%以上削減。既に環境基準に厳しいグローバルブランドに採用されている。

 日本では蝶理が糸ビジネスの独占代理店を務めるが、今回の出展では生地の直販体制をアピールする。廃漁網由来のサステイナブル素材を武器に、日本のスポーツブランドとの直接提携を目指す。

セーターのリピート25日で/威海三元ニットファッション(東京会場40、大阪会場02)

 13年設立の自社工場を軸に、日本市場に特化したセーターなどの編み物サプライヤー。日本の大手顧客と長年の実績を持ち、現在、日本事務所の開設も準備中だ。

 強みは、日本の顧客が求める複雑なデザインや質感、製品の高い再現力にある。追加生産のスピード対応も強みで、千枚規模のリピート注文に対し、糸の手配から製品出荷まで最短25日間で完結させる。

 今回は26秋冬向けに、酵素洗いなどを駆使した風合い豊かな高機能ニットを提案し、中・高級ゾーンへの販路拡大を狙う。

モヘアへの特殊プリントが好評/東莞市徳昕針織服飾(東京会場33・34、大阪会場16)

 12年創業。フランス、イタリアなどの欧州高級ブランドを主要顧客とする。25年の売上高は1千万㌦を突破した。今回、日本市場への本格参入を掲げ、東京・大阪展に出展する。

 核となる技術は、モヘアなどへの高精度なデジタルプリントだ。色が乗りにくい長毛素材を均一かつ鮮やかに仕上げる独自技術は、欧州の著名ブランドから高く評価されている。

 デザイン提案を行うODM能力に優れ、15人の専門チームがサステ素材を用いたパッチワーク製品などを開発する。1型50枚からの小ロット、最短15日の追加納期にも対応。

 欧州向けで磨かれたデザイン感度を武器に、百貨店アパレルや高感度セレクトショップの開拓を目指す。

 「ザ・メーカーズ・アパレルショー」は10、11日に東京国際フォーラムで、12、13日にマイドームおおさか(大阪市中央区)で開催。