繊維ニュース

オランダ/循環型繊維の欧州展開加速/テクテキスタイルで

2026年03月09日 (月曜日)

 オランダの繊維関連団体は、4月21~24日にドイツ・フランクフルトで開かれる産業用繊維の国際見本市「テクテキスタイル」で、同国として初めてナショナルパビリオンを出展する。循環型繊維とデジタル技術のイノベーションを発信し、欧州での事業拡大を狙う。

 欧州連合(EU)は2050年までに循環型社会の実現を目標に掲げており、オランダは循環型テキスタイルの先進国の一つ。出展は業界団体モディント、サーキュラー・テキスタイル・デイズ、研究プログラム「サーキュラー・テキスタイル・アクションプラン(CLICKNL)」などが連携して実施する。

 パビリオンには、繊維リサイクルや機能加工、トレーサビリティーなどの技術を持つ企業が参加する。スタートアップのサックスセルは廃棄綿を再生する繊維to繊維リサイクル技術を紹介。ラモラル・コーティングスはPFAS(有機フッ素化合物)フリーの高機能加工剤、テックス・トレーサーは衣料品のリアルタイム追跡を可能にするデータプラットフォームを展示する。

 同展には1500社以上が出展し、100カ国以上から約3万7千人の来場が見込まれている。オランダ側は「循環型テキスタイルの拠点としての存在感を高めたい」としている。