上海国際機能性紡織品〈春夏〉展覧会/日系企業の提案活況/中国ブランドが熱視線
2026年03月10日 (火曜日)
【上海支局】機能性素材に特化した見本市「2026上海国際機能性紡織品〈春夏〉展覧会」(ファンクショナル・テキスタイル・シャンハイ・バイ・パフォーマンス・デイズ)が5、6日の2日間、上海世博展覧館で開催された。ドイツのミュンヘンで開かれる「パフォーマンス・デイズ」の公式中国版で、国内外から厳選された約200社が出展。安踏(アンタ)やカイラスといった中国を代表するスポーツ・アウトドアブランドのバイヤーが来場し、日系出展社による独自素材の提案も活況を呈した。
同展は主催者による入場審査が厳格化されており、目的意識を持ったプロフェッショナルに限定した商談の場となっている。会場内に設置された最新素材を展示する「パフォーマンス・フォーラム」は、専門性の高い来場者の注目を集めていた。
南通帝人は、環境配慮型の非フッ素防水透湿素材「ジャイロテックス」のほか、PTT繊維「ソロテックス」、中空異型断面ポリエステル繊維「オクタ」などを訴求した。特に、疎水性微多孔構造により高い機能安定性を誇るジャイロテックスが注目を集めた。
豊島は、超高強度ポリエチレン繊維「ダイニーマ」を重点的にアピールした。細番手を用いた軽量かつ高強度なアウター向け素材が、地場ブランドから引き合いを受け、手応えをつかんだ。
セーレンは、多段階着圧コントロール素材「ビスコマジック」を前面に打ち出した。同素材は特殊なプリント技術により、一枚の生地の中で部位ごとに異なる伸縮パワーを持たせることができる。スポーツタイツや疲労軽減ウエアに最適であることを提案した。





