ごえんぼう

2026年03月17日 (火曜日)

 今月20日に映画『君が最後に遺した歌』が全国で公開される。ディスレクシア(発達性読み書き障害)の症状のある女性が主人公の1人として登場する▼ディスレクシアの人には、個人差はあるものの、文字が踊っているように見えたり、反転して鏡文字に見えたり、揺らいで見えたりするそうだ。文字の読み書きに対してだけ困難があり、学習障害の一つのタイプとされている▼俳優のトム・クルーズさんや映画監督のスティーヴン・スピルバーグさんらがディスレクシアを公言し、知る人が増えた。ただ、広く認知されているとまでは言えず、「勉強嫌い」「努力が足りない」などと誤解されるケースも多いという▼支援ツールは登場し、障害があっても読みやすいフォントなども存在する。新聞にそのフォントが適しているかは分からないが、誰にとっても理解しやすい記事を書く努力はできる。文字に携わる者として肝に銘じる。