ごえんぼう
2026年03月18日 (水曜日)
狂乱物価。政治家で造語の名人だった福田赳夫氏の言葉で、1973年10月の第四次中東戦争に端を発した第一次オイルショックによる物価高などを指す▼石油製品だけでなく、食料品や日用雑貨も軒並み5割高から倍に。値上がりと物不足で、うわさがうわさを呼び、日本中がパニックに陥った▼繊維業界では、公正取引委員会によって不況カルテルが認可されたが、焼け石に水だった。操業短縮やレイオフが相次いだ。本紙(前身の「大阪繊研速報」)でも「エネルギー危機に対処 二〇%減産は必至か」(73年11月21日付)や、「石油危機もろに受ける レジン・テープ大幅値上げ」(11月24日付)の見出しが踊った▼米国・イスラエルによるイラン攻撃で、イランが石油輸送の要衝ホルムズ海峡を封鎖して原油が高騰。国内には254日分が備蓄されているとされるが、閉鎖が長引けば大ごとになる。“狂乱”の再来となるのだろうか。





