繊維ニュース

ベティスミス/循環型のデニムTシャツ/廃棄ゼロの実現目指す

2026年03月19日 (木曜日)

 ジーンズ製造卸のベティスミス(岡山県倉敷市)は20日、ジーンズの製造工程で発生する裁断端切れや廃棄製品を再資源化した循環型の「デニムTシャツ」を、ベティズストアと公式ネット通販で販売する。「完全循環型」の生産体制を確立し、廃棄ゼロの実現を目指す。

 クラボウが展開する「ループラス」の技術で、デニムの端切れを反毛して一度わたの状態に戻し、再び紡績して生地として再生した。再生糸を使用しながらも、柔らかな着心地を備える。

 販売価格は8800円。カラーはブルー(サックス)で、サイズはユニセックスのS~XL。

 2003年に端切れを活用した雑貨ブランド「エコベティ」を始めたことに続き、在庫を持たないオーダージーンズや、廃棄製品を再利用するデニムリボーンなど、環境配慮へ取り組んできた「20年以上の歩みの結晶」となる。

〈増収増益に/25年7~12月〉

 ベティスミスの26年6月期上半期(25年7~12月)は、増収増益だった。ジーンズブームの追い風を受けて販売を伸ばしたほか、インバウンド需要や円安による販売価格の引き上げが奏功した。

 大島康弘社長は、「全ての歯車がかみ合った状態」とするものの、「今後を見極め、次の戦略を立てたい」と慎重な姿勢を示した。