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シキボウ×アンリアレイジ “光”透過で表現

2026年03月23日 (月曜日)

 シキボウが業務提携するファッションブランド「アンリアレイジ」はこのほど、パリで26/27秋冬コレクションを発表した。

 コレクションには校倉(あぜくら)造り構造織組織の高通気生地「アゼック」が採用され、生地の裏側から光を透過させる演出により、表現媒体としての可能性を示した。

 アンリアレイジが研究開発を進めてきたLED技術を用いた表現では、アゼックの裏側からLEDライトを透過させ、生地そのものがスクリーンのように機能し、光や色を映し出すテキスタイルとして演出された。

 今回のコレクションは、人気アニメ「攻殻機動隊」との協業を軸に、「GHOST」をテーマに掲げて「存在の不可視化」を表現した。前シーズンのヘラルボニー(盛岡市)とのコレクションで打ち出した「生命の可視化」という対極にある二つのテーマを通して、一つの物語を描いた。

 アニメを象徴する「光学迷彩」を現実の衣服として実装し、背景の映像を衣服のLEDに伝送して周囲の風景と同化する衣服を発表することで、「人の身体の拡張」という新たな可能性を提示した。

 シキボウと、アンリアレイジブランドを展開するアンリアレイジ(東京都渋谷区)は、2021年10月に業務提携し、共同で商品の企画開発を進めている。