ごえんぼう

2026年03月25日 (水曜日)

 イラン映画は、芸術性の高さから国際的に評価されてきた。日本では、アッバス・キアロスタミ監督の『友だちのうちはどこ?』が、身近な存在になったきっかけとされる▼そのイランと、イスラエルゆかりの監督が共同でメガホンを取った映画『TATAMI』(タタミ)。女子世界柔道選手権を舞台に、主人公のイラン人女性柔道選手が政治圧力を受けながら戦う物語だ▼イスラエル出身のガイ・ナッティヴ監督、イラン出身のザーラ・アミール監督の2人は「両国のアーティストたちは、お互いに兄弟姉妹関係を見出し、芸術、美学、映画を共有する中で、多くの共通点があり、実はとても近い存在であったことに気づいていった」とし、「盲目的な憎しみや相互破壊の狂乱を超えて、未来を共に築く」必要性を挙げた▼題名のタタミは、相手を敬う日本へのオマージュから名付けられた。イラン戦争に対し、できることはないだろうか。