ごえんぼう

2026年04月08日 (水曜日)

 今春のソメイヨシノの花付きがいつもと比べて悪いと感じたのは、思い込みだろうか▼筆者の住まいは奈良県。満開時はもっとボリュームがあったと記憶しているが、今春は木によって異なるものの、花の付き具合が全体的に少ないように感じた▼1950~70年代の高度経済成長期に多く植樹されたソメイヨシノが高齢化して樹勢に勢いがなくなったり、剪定(せんてい)されたりしていることも関係しているだろう▼ウェザーニュースによると、地球温暖化も影響する。鹿児島市などでは近年桜の花が咲いたものの、一分咲き程度しか見られない状態の桜が確認されているが、冬の低温刺激不足が原因とされる。休眠していたつぼみが寒さによって目覚める「休眠打破」が必要だが、寒さが足りないとこの働きが不十分で、開花に影響することがある。暑さに弱いソメイヨシノにとっても、生きにくい世界になりつつあるようだ。