繊維ニュース

NILIT/作業服向け高機能生地開発/温湿度制御や筋肉サポート付加

2026年04月16日 (木曜日)

 イスラエルのナイロン66繊維大手、NILIT(ニリット)は、作業服用途に特化した高性能生地を開発した。着用者の生産性向上と快適性、健康への寄与を目的に、複数の機能を組み合わせた。

 同社のプレミアムブランド「SENSIL」(センシル)で展開する新素材は、熱と湿気のコントロール機能を軸に、防臭性や耐摩耗性、耐引き裂き性を備える。さらに筋肉の動きに沿った着圧設計により、筋肉のブレを抑制。体の動きを支える筋肉サポート機能によって、長時間の着用でも疲労軽減を図る設計とした。

 従来の作業服は耐久性重視の設計が中心だったが、新素材では機能性と着用感を両立。作業環境下におけるパフォーマンスの維持・向上に加え、精神的・身体的な快適性の改善も狙う。

 また、同生地は環境配慮型の製造プロセスを採用し、各国の規制に対応。循環型経済への貢献も打ち出す。用途は企業ユニフォームやホテル、食品サービス、建設、製造、農業、救急、軍事分野など幅広い。

 同社のサギー・アラン最高商務責任者は「スポーツやファッション分野で培った技術を応用し、機能性とデザイン性を兼ね備えた新しい作業服を提案する」としている。

 これらの新素材は、21~24日にドイツ・フランクフルトで開かれる産業用繊維の国際見本市「テクテキスタイル」で展示するほか、欧州の提携工場による製品展開も進める。