きいボード/上海でオフィス移転ラッシュ

2026年04月21日 (火曜日)

 【上海支局】上海の日系繊維企業の間で、オフィス移転の動きが活発化している。背景は、中国不動産市場の停滞に伴うオフィス賃料の下落だ。新築ビルであっても既存のビルと同等、あるいはそれ以下の条件で契約できるケースがある。とりわけ、経済成長期に高値で長期契約を結んでいた企業にとって、新オフィスは“値頃感”がある。目的はコスト削減だけではない。業容拡大により複数フロアに分散していた組織を、移転を機に1フロアへ統合する動きも目立つ。YKKや伊藤忠繊維貿易〈中国〉がその例だ。一つの空間にまとめた真新しいオフィスのもたらす相乗効果は、賃料削減以上の価値を生むはずだ。(祐)