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帝人・松山事業所/都市ガスで自家発電/CO2排出を20万トン削減

2026年04月23日 (木曜日)

 帝人は、愛媛県松山市の松山事業所北地区で都市ガスを燃料とするガスコージェネレーションシステムによる自家発電設備を本格稼働した。発電時に発生する排熱を有効活用し、電力と熱を同時に供給するため、二酸化炭素(CO2)排出量の削減とエネルギー供給の安定化を両立する。

 新設備は、約3万キロワットの発電能力を持つ。受配電設備の更新を含めた投資規模は百数十億円に達し、国内有数の産業用ガスコージェネレーションシステムとなる。本格稼働によって同事業所のCO2排出量は2018年度比で年間約20万トン削減できる見込み。

 これまでは石炭と石油燃料を使用した自家発電設備を運用してきたが、設備の老朽化への対応と環境負荷低減が課題だった。自家発電に石炭を使用した日系化学繊維メーカーの中で先駆けて「完全脱石炭化」を達成した。将来的には燃料を水素に置き換えることも可能な設計を採用している。