東レ/離型紙不要の粘着フィルム開発/ごみ削減などに貢献
2026年04月23日 (木曜日)
東レは、離型紙が不要の布用粘着フィルムを開発した。フィルム表面にミクロンサイズの微細な凸構造を施すことで粘着面がべたつかず、使用時に布にだけ貼り付く特性を実現した。幅広い用途へ提案する。
貼るタイプのカイロや医療用パッドなど、布や衣服に貼り付けて使う粘着製品には、粘着面同士がくっつくことを防ぐために離型紙が挟まれている。使用時に必ず剥がされるため多くが廃棄物として焼却処分される。
今回開発したフィルムは、表面の凸構造が粘着層への不用意な接触を物理的に阻害する。指や金属、プラスチックなどの平滑面は粘着層に触れず、布や不織布などは繊維が粘着層と接触し、密着性が得られる。
「貼るカイロ」に適用した場合、年間約247トンのごみ削減効果が見込まれる。また、既存品と比べて発熱体を除いたカイロの総重量を約60%、厚みを約38%削減できる。
今後は日用品や医療、アパレル分野への展開を図り、2030年度に売上高10億円を目指す。





