200枚・2週間で出荷 スタイレム瀧定大阪

2026年04月24日 (金曜日)

 スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)は、新たなQRスキーム「SOKUNUI」(ソクヌイ)を立ち上げた。第一事業部テキスタイル1部の生地とOEM部隊、国内縫製工場が連携することで2週間での出荷を可能にした。最小200枚から応じる。27春夏物からサービスの提供を始める。

 衣料品市場では、サステイナビリティーの観点から適時・適量・適品生産を求める傾向が強まっている。正価販売が重要視される中、製品在庫を抑えることも大きな課題になっている。これらの問題・課題を解決するには生産者側の対応も必要不可欠と考え、新スキームを構築した。

 同1部で丸編み地などを取り扱う三つの課(07課、27課、85課)とOEMの84課に、九州地方の縫製会社1社が加わり、今回のスキームを実現した。ワンストップで対応できるのが強みの一つだ。丸編み製品のほか、一部織物製品のオーダーにも応じられる。

 今日24日まで東京都千代田区の大手町三井ホールで開催中の27春夏商談会で顧客に紹介している。84課は「これまで接点がなかった顧客とも話をすることができた」とし、「さまざまな意見を取り入れてブラッシュアップを図る」。まずはサンプルから始める。

 商談会では、インド農家のオーガニック農法への転換を支援し、環境負荷低減と労働環境の改善を目指す「オーガニックフィールド」も積極提案した。「コットン・イン・コンバージョン」と呼ばれる移行期間の綿花を買い取り、農家の参入を促す。

 今年6月から契約農家を新たに500軒増やす予定で、これによって2千軒に達する。販売面では、わたから糸、生地、製品まで幅広く展開し、顧客のさまざまな声に応えている。トレーサビリティーが明確であることなどから、取り組みに賛同する顧客も増えている。