住友化学/調温機能糸テクテキで披露/「バイオブルー」も訴求
2026年04月24日 (金曜日)
住友化学は産業用繊維・不織布国際見本市「テクテキスタイル」に初出展し、このほど開発した温度調節機能糸「コンフォーマ」を披露した。
コンフォーマは、芯鞘構造のポリエステル繊維やナイロン繊維の芯部分に特殊な調温機能樹脂を配置したもの。従来、マイクロカプセルなどによって調温機能材を繊維に加工し、同機能材の相変化による熱移動で調温機能を発揮する素材は存在したが、コンフォーマは樹脂そのものが調温機能を持っており、相変化による液状調温材の欠点だった成分漏えいの心配がない。
既に多くのアパレル企業が採用に向けて動いており、新タイプの調温機能糸として注目されそうだ。テクテキスタイルでの紹介を通じて海外のアパレル企業に提案を進める。
テクテキスタイルではそのほかバイオ合成インディゴ染料「バイオブルー」も紹介した。
従来のインディゴ染料は、インディゴ藍など植物から色素を抽出する天然インディゴ染料と化学合成によって製造する合成インディゴ染料がある。これに対してバイオブルーは、グルコースをバイオ合成することでインディゴ染料を製造することに成功した。天然由来原料を使いながら、天然インディゴ染料のように供給が不安定な植物原料に依存しないことなどが利点となる。
テクテキスタイルでは、日本のデニム産地も紹介し、バイオブルーを新しい“日本の青(ジャパン・ブルー)”として打ち出したい考えだ。





