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英国の投資計画見直し/三菱ケミカル

2026年04月24日 (金曜日)

 三菱ケミカルは、英国におけるエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂「ソアノール」の投資計画に見直しが生じたと発表した。費用超過と工期遅延から投資額の増額を決定し、それによる収益性の低下を見込む。これに伴うソアノール関連の固定資産の減損処理を実施する。

 ソアノールは、食品包装材などで用いられ、世界で需要が拡大している。このため英国に年間2万1千㌧の能力増強を伴う設備投資を進めてきた。ただ、特殊工事を伴い、契約・管理体制が複雑化し、追加の安全性評価などが発生した。

 投資計画の見直しに伴い、2026年3月期に約300億円の減損損失を計上するが、連結業績への影響については現在精査中。なお、ソアノールがケミカル事業をけん引する成長ドライバーの位置付けであることに変更はないとしている。