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「アンフィーロ」 戦略強化を占う単独店

2026年04月27日 (月曜日)

 オンワード樫山は24日、戦略強化ブランドに設定した「アンフィーロ」の単独店をアーバンドックららぽーと豊洲(東京都江東区)に開設した(一部既報)。2021年秋のデビュー以来、機能美に特化した商品構成で売り上げを伸ばし、展開から4年余りで売上高は100億円を超えている。

 これまではデジタル販促を基盤にネット通販で顧客を開拓。実店舗ではオンワードグループのブランド複合店「オンワード・クローゼットセレクト」で販売している。今回は初の単独店舗で、顧客とのコミュニケーションを取りながら機能美を体感できる場を設けたという。

 今後の出店について、越智大輔常務執行役員は「第2章の幕開け。出店の上限は決めていない。この店舗でチャレンジし、検証する」と説明。店舗面積は176平方㍍で、婦人用の代表商品を並べている。

 洋服感覚で着用できるUVカットラッシュガードや接触冷感機能を付加したブラウスなどを投入。伸縮性のあるデニム生地に撥水(はっすい)加工を施したジーンズも展開している。

 累計10万本を販売し、高機能ジャージー素材で製作する「最愛ジョグパン」は15サイズをそろえた。東レと共同開発した吸水速乾性に優れた素材「ブリーズムーブ」も随所で採用している。

 同社はファッション領域で五つの戦略強化ブランドを設定し、急成長するアンフィーロはその一つ。経営資源を集中し、生産性と収益性を向上させるほか、素材調達などスケールメリットを生かす狙いもある。

 26年2月期の売上高は105億円(前期比35・5%増)だった。中長期経営計画「オンワード・ビジョン2030」の中で、アンフィーロは売上高250億円に拡大する方針を示している。