関係悪化の中でも~AFF・大阪2026春 レビュー④

2026年05月01日 (金曜日)

技術力の高さで勝負

 AFF・大阪2026春では、独自の技術力をアピールするブースも目立った。

 アパレルメーカーの青島芸豊泰国際貿易は、縫製技術を生かした大量生産体制の製品作りを訴求した。

 同社は三つの自社工場を保有し、刺しゅうとラバープリントを得意とする。編み地製6割、織物製4割の縫製体制で、年間約950万枚を生産する。アディダスやナイキといったメガスポーツブランドのオーダーも受ける。

 今回はゴルフウエアを展示し、スポーツ用品に力を入れていることを訴求した。生地作りの技術も持つため、自社開発の生地も展示した。

 機能性素材を製造する蘇州祺爾斯進出口は、体温によって色が変わる素材を訴求した。黒いジャケットに手で触れると鮮やかな青に変化する。ポリエステルの生地の上にコーティングフィルムを塗布しており、熱によってフィルムが透明になる。この反応で、元ある色が表出する仕組みだ。色は青以外にも対応している。

 既に中国国内や欧米の若者から人気を博しており、「温度が色で分かるため、暑熱対策などにも応用できるのではないか」として、日本での拡大にも意欲を見せた。

 靴下メーカーの浙江香川新材料科技は、自動リンキングマシンを使用した快適なはき心地の靴下を提案した。

 自動リンキングマシンを使うと、つま先部分の縫い目の凹凸感がなくフラットになるため、靴下をはいた時の違和感がなくなる。

 同社は染色と編み立ての一貫工場。日本向けは8割で、小ロット対応を強みとする。原糸を備蓄し、自社工場で編み立てができることにより、リードタイムを大幅に短縮できる点も訴求した。

 機能性シャツ、ポロシャツなど企画開発製造の青島華裕安服装はニットシャツを展示し、その機能性を訴求した。

 織物のワイシャツと異なりニットシャツは伸縮性が高い。「着苦しさが軽減するため着用したままバスケットボールをすることもできる」と伸縮性をアピールした。

 同商品は、中国国内で順調な売れ行きを見せており、日本国内でも普及させたいと意気込む。通気性の良い竹素材や麻素材のシャツなど夏を見据えた機能性シャツもそろえた。

(おわり)