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「クロコダイル」/26秋冬へ軽さとリラックス感/“脱かっちり”で節約志向に対応

2026年05月08日 (金曜日)

 ヤマト インターナショナルが展開する「クロコダイル」は26秋冬向けに、秋の残暑や暖冬に対応するアウターを拡充する。ボリューム感のあるダウンアウターを減らし、軽量で着丈が短めの商品を充実させる。ややリラックスしたシルエットの商品が多いのも特徴だ。

 紳士用アイテムでは、秋向けにフィールドジャケットを投入する。裏地の素材に帝人フロンティアの「オクタ」を用いた。中空糸に8本の突起を放射状に配列した特殊断面ポリエステル繊維で、軽さや温かさに加え、吸汗速乾性も併せ持つため蒸れにくい。担当者は「一般的な中わたジャケットと比べて圧倒的に軽い」と指摘する。

 冬向けには、犬の垂れた耳のような形状の襟が特徴のドッグイヤー型ブルゾンを投入する。尾州産地で作ったリサイクルウールを表地に使用し、中にダウンを入れた。あえてカジュアルなパーカと組み合わせたコーディネートも提案。「従来のクロコダイルとは雰囲気を変えて、かっちりし過ぎないリラックス感のあるスタイリングも訴求していきたい」と担当者は説明する。

 一方、婦人用アイテムでは秋向けに中わたキルトジャケットを打ち出す。裏地にブランドの象徴でもあるクロコダイルタータン柄を採用。表地は高密度タフタを使い、つるりとした滑らかな質感だ。ニット製品やパーカなどと組み合わせて、幅広い着こなしを提案する。

 冬向けに用意するダウンコートは、少しリラックス感のあるシルエットに仕上げた。内側にドローコードを付けているため、好みに応じてウエストを絞ってスタイリッシュに着ることも可能だ。包み込む柔らかな着心地が特徴。ダウン85%・フェザー15%の割合で軽くて暖かい。袖口はリブを施し防寒性を高めた。フードは取り外せないが、襟に収納できる仕様にした。

 販売施策では物価高による節約志向に対応して、戦略的に価格を抑えたエントリープライス商品を用意。全アイテムの1割程度を占め、従来価格より2割ほど安くする。