ごえんぼう
2026年05月15日 (金曜日)
中東情勢の影響で、カルビーがポテトチップスなどのパッケージを白黒に変更する。他の食品・飲料メーカーも色削減を検討中。店頭の景色が変わるかもしれない▼ナフサ由来のインク原料の高騰・調達不安が原因。コスト削減や値上げ回避策として、インクに加え、包装資材の節約も模索される。前向きに捉えれば、容器包装に広く使われるプラスチックの資源循環も加速するだろう▼1970年代のオイルショックでも、食品パッケージのモノクロ化が広く行われた記録は見当たらない。恐らく初めてだ。一方、ファッションはしばしばモノクロに傾く。景気が冷え込む局面に多い。装飾性よりも経済合理性が選ばれるためか。黒・白・グレーは心理的な“守り”の色でもあり、消費者の気分を投影するようだ▼近年はスモーキーカラーなど、落ち着いた柔らかさが感じられる色が定着する。色は時代の気配を映す鏡と改めて感じる。





