シキボウ/繊維の黒字幅拡大/UTC承継も上乗せ
2026年05月15日 (金曜日)
シキボウの2026年3月期連結決算は、売上高445億円(前期比14・0%増)、営業利益9億7400万円(27・6%減)、経常利益6億5800万円(37・1%減)、純利益9億5千万円(4・0%増)だった。繊維部門は中東民族衣装向け生地輸出やユニフォーム地の好調に加え、25年12月30日に承継したユニチカグループの衣料繊維事業などの業績が第4四半期(1~3月)から加わり、黒字幅が拡大した。
繊維部門は売上高246億円(21・9%増)、営業利益4億7400万円(86・6%増)。中東民族衣装向け生地輸出は第3四半期まで好調に推移し、業績をけん引したが、中東情勢の緊迫化を受け、3月に出荷が停滞した。4月以降は出荷が戻りつつあるも、不透明感は残る。ユニフォーム事業は、サステイナブル商材の受注や大型別注の獲得に加え、事業譲受による寄与もあり業績に貢献した。原糸販売は別注糸の販売増で利益が改善した。
全体では事業譲受などで増収となったが、譲受関連費用や機能材料部門の新工場稼働に伴う減価償却費の増加などで営業・経常減益となった。純利益は負ののれん計上などで増益を確保した。
今期は売上高557億円(25・0%増)、営業利益15億円(53・9%増)、経常利益9億円(36・7%増)、純利益6億円(36・9%減)を計画。繊維部門は売上高347億円(40・7%増)、営業利益8億円(68・7%増)を計画する。





