シキボウ/繊維拡大へ中計を上方修正/事業譲受で成長加速

2026年05月18日 (月曜日)

 シキボウは、2027年度(28年3月期)を最終年度とする3カ年の中期経営計画「TG25―27」の数値目標を修正した。25年12月30日にユニチカグループから譲受した事業を織り込み、最終年度の連結売上高を当初計画の480億円から600億円、営業利益を25億円から26億円に引き上げた。14日の決算会見で鈴木睦人社長は、譲受事業との「シナジー効果を発揮し、国内外の販売拡大を進める」と述べた。

 繊維部門は最終年度の売上高を256億円から376億円、営業利益を9億5千万円から13億円に引き上げる。譲受事業には、ユニフォームや寝装品、スポーツウエアなどの衣料繊維事業に加え、中国、ベトナム、インドネシアの拠点が含まれる。

 尾﨑友寿上席執行役員繊維部門長は修正計画の上乗せ分について、譲受事業の取り込みと既存事業とのシナジー効果が主な要因との認識を示した。26年度の計画は売上高を233億円から347億円、営業利益を6億円から8億円に引き上げ、譲受事業のうち不採算案件などを精査した上で見直したと説明した。

 26年度全体では、連結売上高を441億円から557億円に上方修正する一方で、物価上昇に伴う一部コストや販売計画の見直しを反映し、各利益を下方修正している。最終年度は売上高と営業利益を引き上げるが、経常利益と純利益は当初計画を据え置く。中東情勢の影響は先行きが不透明なため、計画には織り込んでいないとしている。