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伊藤忠商事繊維カンパニー/純利益520億円へまい進/デサントの成長次段階に

2026年05月19日 (火曜日)

 伊藤忠商事の武内秀人上席執行役員繊維カンパニープレジデントは18日、東京本社(港区)で2025年度(26年3月期)の決算概況と今後の事業方針を伝える会見を開き、「25年度はデサントの完全子会社化による利益貢献などもあり、連結純利益433億円という新しいステージに到達できた。26年度(27年3月期)は純利益520億円という計画実現に向け突き進んでいく」と決意を示した。

 25年度は2期ぶりに「事業会社の黒字化比率100%」を達成し、繊維事業の全領域で収益力が高まったことが業績に反映された。

 26年度以降も業績のけん引役に位置付けるデサントについては、シューズ事業の強化に注力する。アパレル事業とのシナジー構築により、デサントブランド全体の価値向上を図る。「不退転の決意でこの戦略を進めていく」

 26年度の重点施策には、セレクトショップとの取り組みの発展も挙げ、ブランドとしての統一感のある展開を目指していく。

 ブランドマーケティング部門が獲得したブランドに対しては、ファッションアパレル部門がモノ作りの面でサポートするなど、〝カンパニー横断〟でのブランド展開を推進する。

 「26年度中にはOEM、スポーツ、海外、単体、シューズ、カジュアル、中高級品に続く八つ目のポートフォリオを提示できるようにしたい」と、新分野でのビジネスに対する意欲も示した。