シキボウ・学販向け/総合提案で市場深耕/シャツ地から重衣料まで
2026年05月19日 (火曜日)
シキボウは学販分野で、シャツ地や重衣料向け生地、体操服を組み合わせた総合提案に力を入れる。ユニチカグループからの事業承継で扱う商材が広がり、「これまで扱っていなかった商材も提案できる」(川口雄司繊維部門繊維営業部次長)体制を生かし、スクール市場を深耕する。
同社は織物の学生シャツ地を主力に、ポロシャツ向け生地や体操服製品を手掛けてきた。今回の事業譲受で、これまで扱っていなかったウール・ポリエステル混の上着・ボトムス用途の重衣料向け生地が加わった。園児服向け生地の商権も引き継ぎ、体操服の製品供給でも販路が広がった。
足元では、学生服メーカーの在庫調整や生徒数減少の影響で市況は厳しく、主力の織物シャツ地は微減傾向にある。こうした市場環境を踏まえ、今期(2027年3月期)は織物シャツ地の拡販に加え、丸編み地やトリコットの開発にも注力する。台湾敷紡が扱うトリコット素材を一部学販向けに販売しているほか、国内の加工場を活用した素材も展開し、販路開拓を進める。
重衣料向けは国内で先染め生地を生産し、少量多品種にも対応する。体操服は糸から製品まで一貫対応できる海外生産の仕組みを生かした提案を行い、製品販売にも力を入れる。
20~22日にKURUNホール(岡山市)、27~29日にiti SETOUCHI(広島県福山市)で展示商談会を開く。学生服向け素材も展示し、新たに加わった商材を含めて採用拡大につなげる。





