帝人フロンティア 中国でデジタル販促開始

2026年05月27日 (水曜日)

 帝人フロンティアは、中国でのデジタルプロモーションに乗り出した。PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維「ソロテックス」などの認知度を高めるのが狙いで、ライフスタイルアプリ「小紅書(RED)」にアカウントを開設した。同繊維を採用した日本ブランドの紹介などを行い、販売拡大につなげる。

 REDは、ソーシャル、検索、ショッピング機能が融合された口コミ・検索型ライフスタイルSNSで、中国版の「インスタグラム」に例えられる。月間のユーザー数は3億人を超え(インスタグラムの日本月間ユーザー数は約7千万人)、日別ユーザーは約1億人に達するという。

 今回、中国市場で素材の理解と信頼、指名を得ることを目的として、1月1日にソロテックスと帝人フロンティアの二つのアカウントを開設した。ソロテックスは、中国で「舒柔特」の商標を取得しており、消費者にも知られているが、情報を積極発信することで認知度をさらに高める。

 フォロワー数は4400人を数え、着実に増えている。当面は週2回程度更新する予定で、ソロテックスの情報だけでなく、顧客の了承を得て、同素材を採用した日本ブランドを紹介する。掲載ブランド・企業はまだ少ないが、「当社顧客にもメリットがある。取り組み先は増やしていく」とした。

 「日本のブランドが好きな中国人消費者がソロテックスを知るケースがあるほか、現地アパレルが(ソロテックスの)下げ札を付けるケースも増えてきたことで知名度が上がってきた」という。将来的な目標として「日本国内と同じくらい素材認知を高めることができれば」と話した。

 REDでのアカウント開設など、中国でのデジタルプロモーション本格化は、29日まで東京支社で開催している「2027春夏 衣料展」で顧客に説明した。同展では、すだれ構造によって高通気性と紫外線遮蔽(しゃへい)を両立した「爽多」、UVカット素材、接触冷感素材などを紹介した。