繊維ニュース

テンタック 包装資材の安定供給に注力

2026年05月28日 (木曜日)

 副資材製造卸のテンタック(東京都墨田区)は、中東情勢の影響による国内のナフサ不足を受け、包装資材の安定供給の役目を担う方針を打ち出す。中国で築いた調達ネットワークでフィルムの買い付けが可能な強みを訴求し、アパレル事業に不可欠な包装資材の需要の獲得につなげる。

 同社は中国・青島で、フィルムへの印刷と製袋までの工程を担う工場を操業している。ここを拠点に中国で原料調達のネットワークを築き、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)の各フィルムの買い付けが常時可能な体制を整えている。

 3月中旬時点で半年以上先を見据え、既存顧客向けに約100㌧のフィルムの在庫を確保したという。

 客先への提案に向け、中国で調達したフィルムを東南アジアの生産地に輸出し、現地での加工、製袋まで一貫して担うスキームを描く。

 アパレルに向けては、Tシャツのパッケージ、輸送袋・宅配袋、ポリ袋、ラミネート袋などのさまざまな用途を想定しており、用途によって使用する素材が変わることにも対応する。

 既に同社には大手SPAや紳士服量販店などから、包装資材の安定供給の要望が寄せられているという。ナフサ不足の影響による包装資材の切迫した需給状況を受け、包装資材の安定供給の事業化に踏み出した。