帝人フロンティア 26年度は攻勢の年

2026年06月04日 (木曜日)

 帝人フロンティアの衣料素材本部テキスタイル第二部は、2026年度(27年3月期)を攻勢の年に位置付ける。前年度までに不良債権の整理や構造改革を終え、成長への体制を整えた。佐々木隆一部長は「国内を維持しつつ、海外拠点を積極活用しながら販売を増やす」と強調した。

 テキスタイル第二部が主力とするスポーツ・アウトドア分野について佐々木部長は「グローバル市場は好調。日本は、アパレル企業の海外販売は順調だが、国内市場自体が活況とまでは言えない」との認識を示した。ユニフォームやスクール分野は停滞感があるとした。

 成長に向けて体制を整えた25年度は踊り場となったが、26年度はⅤ字回復を目指す。国内でのモノ作りを維持しながら、中国やタイ、インドネシアの拠点で製造した商材の拡販を図る。スポーツ・アウトドア分野のほか、ユニフォーム関連でも販売増を狙う。

 日本国内での販売は難易度の高い商品が中心となり、縫製工場への生地供給を含めて海外に伸び代を求める。佐々木部長は、タイの帝人フロンティア〈タイランド〉在籍時に「インドの現地企業を開拓した」とし、今後も同国の「成長を取り込んでいきたい」とした。

 懸念の一つが中東情勢で、ラミネートやコーティング用ポリエステル、梱包(こんぽう)資材などの供給に不安定感が見える。協力会社からの値上げ要求への対応、販売価格の適正化など、さまざまな対策を講じる。