AFF・東京2026夏/日本の要望に応える提案/東南アジア工場にも注目

2026年06月10日 (水曜日)

 中国をはじめとするアジア各国の企業が一堂に会する繊維・アパレルOEM・ODM展示会「第48回AFF・東京2026夏」が9日に開幕した。約250社がサンシャインシティ(東京都豊島区)に集い、日本市場・顧客の要望に応える商材や機能を提案する。会期は11日まで。

 今回が初出展の海陽市鴻騰商貿は、婦人と紳士のセーター製造を主力とする。元々は韓国向けを中心に扱っていたが、現在は70%を日本向けが占める。ただ、「中国国内の貿易会社を通じての展開が中心。日本の顧客と直接つながりたい」と考え、出展を決めた。

 山東省煙台市に自社工場を持ち、3~12ゲージの横編み機を設置する。編み立てからリンキング、洗い、乾燥、検品・検針まで一貫で行うほか、近隣の外注工場も活用している。月間20万枚生産し、500枚から応じる。品質や管理の面から中国での生産に特化している。

 浙江凱洛琪服飾も初出展となった。スポーツウエアを主力アイテムとし、機能性生地の開発も手掛けている。浙江省の義烏市や金華市、河南省に合わせて三つの工場を持ち、それぞれで特徴のあるモノ作りを行っているという。機能性は、UVカットや吸水速乾などを訴求する。

 威海順晟針織製衣は、今年1月に稼働を開始したバングラデシュ工場をアピールするために7、8年ぶりに出展した。新工場はダッカに所在を置き、横編み製品を年間120万枚生産する。リンキングや仕上げなども一貫で対応する。同社は山東省威海市に工場を持つが、バングラデシュを基点に日本向けを増やす。

 今回のAFF・東京では、東南アジア工場エリアも目を引いた。迪尚集団は、カンボジアの迪尚―智富服装のオペレーションを紹介した。パンツの製造を主力とし、第1期工場が昨年8月に稼働を開始。月産約30万枚生産する。第2期(月産30万枚)と包装工場の工事も進めており、今年9月に完成予定だ。

 嘉興スカイファッションは、カンボジアとミャンマーに自社縫製工場を持つ。このうち日本向けを手掛けるのがミャンマー工場で、年間500万~600万枚生産している。「クオリティーには自信がある」とし、織物製品であれば幅広いアイテムの生産ができる。