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「インターテキスタイル深セン2026」開幕/差別化素材で華南深耕へ/日本館に10社出展

2026年06月10日 (水曜日)

 【深セン=岩下祐一】華南市場に焦点を当てた生地・副資材展「大湾区国際紡織面料及輔料博覧会」(インターテキスタイル深セン アパレルファブリックス2026)が9日、広東省深センの深セン会展中心(福田区)で開幕した。日系企業は「日本パビリオン」に昨年展より1社多い10社が出展。旭化成アドバンスやSHINDO、サンファッションの現地法人も単独出展している。会期は11日まで。

 今回展の展示面積は約4万5千平方メートルで、国内外から600社超(前年比約30社減)が出展。先端素材やデジタル技術を紹介する「イノベーション・スタジオ」を新設するなど、展示内容の高度化を図った。糸展「ヤーンエキスポ」と、編み物製衣類展「PH Value」も同時開催されている。

 日本パビリオンに出展する各社は、成長が続く華南市場の開拓に力を入れる。初出展の山陽染工は、インディゴ染料を抜染して模様を表した織物を出展し、地場カジュアルブランドへの採用を狙う。サンウェルは、尾州産地のウール加工技術を生かした綿・セルロース混の織物を訴求。いずれも地場の高級レディースブランドを意識して開発した素材だ。

 深センには、大手高級レディースや電子商取引(EC)ブランドのほか、セレクトショップやインフルエンサー向けを手掛ける「卸ブランド」が集積する。こうした中、日系企業各社は近年、華南市場の開拓を強化する。サンウェルの中国法人、燦日泉〈上海〉貿易はその一環として、2024年12月に広東省深センに営業拠点を設けた。ヤギの中国法人、譜洛革時〈上海〉貿易(プログレス上海)は今年、華南市場へも食い込みを狙う。桑村繊維の中国法人、上海桑村商貿も昨年から深センでの営業活動に力を入れている。