猛暑対策と品格を両立
2026年06月11日 (木曜日)
3社共同でスーツ型開発

ユニフォーム販売の九州ワーク(長崎県佐世保市)は、東レ、ワークウエア製造卸のTSデザイン(広島県福山市)と共同で開発した素材「シャミランバイオライトフィックス」を採用した商品を拡充している。今年はデザイン、機能性にこだわったスーツタイプのジャケットとパンツを投入。サービスや金融といった業種をターゲットに拡販する。
同素材は経糸に東レのシャリ感を持つ清涼素材「シャミラン」、緯糸にストレッチ素材「ライトフィックス」を使ったポリエステル100%織物。植物由来合成繊維の「エコディア」を採用し環境にも配慮するほか、吸水性を持つポリエステル長繊維糸の「セオアルファ」も組み込んだ。耐久性、ストレッチ性を持ち、軽い。汗をかいても肌離れが良く、快適な着心地が持続する。
同素材を使ったシリーズとして今年投入したのが「シャミランエグゼクティブ」だ。TSデザインが展開するスーツタイプのウエア「ステルスジャケット」をベースに開発した。素材の持つ高通気性によって蒸れにくく、夏でも快適に着用できる。裏地は凹凸構造となっており、汗によるべたつきも軽減する。ストレッチ性によって高い可動性も実現した。
ジャケットは両脇のポケットと胸ポケットにファスナーを配したほか、左腕にペン差しを付与するなど機能性を高めた。隠しドットボタンによってスタイリッシュな印象を与える。パンツは脇ゴム仕様ではきやすい。縫い留めセンターラインによって、常に奇麗な折り目を保つ。
ネービーとブラックの2色、サイズはS~6Lを用意する。価格はジャケットが9980円、パンツは7980円。九州ワークが展開する作業服・用品店「クロスワーカー」と、同社の法人営業部で販売している。
近年続く猛暑から、夏場の作業現場では半袖やハーフパンツに伸縮性の高いコンプレッションウエアを組み合わせるスタイルが主流になってきた。一方、ウエアの耐久性や安全面では課題もある。
納所佳民社長は「コンプレッションウエアは肌に密着するため、けがが起こりやすい。織物だと肌との空間が生じ、けがの防止につながる」と指摘。「安全性を考えると、やはり織物の作業服だ」と強調する。この思いが協業による素材開発につながった。
同素材を使った第1弾商品として、TSデザインが上下のワークウエアを開発。九州ワークが昨年、先行販売を行った。シャミランエグゼクティブは2弾目となる。第3弾として、TSデザインとワークウエア製造卸のエスケー・プロダクト(福山市)のダブルネームによる、ヒップオープン機能が付いたツナギ服も展開する。





