インターテキスタイル深セン/尾州ウールに熱視線/2日目の日本館に活気
2026年06月11日 (木曜日)
【深セン=岩下祐一】今日11日まで開かれている生地・副資材展「大湾区国際紡織面料及輔料博覧会」(インターテキスタイル深セン アパレルファブリックス2026)では、「日本パビリオン」に出展する日系生地商社が尾州産地の差別化した織物などを打ち出している。来場者数は初日こそ低調だったものの、2日目から盛況となった。
豊島は、2023年の広州拠点設立以降、華南市場での売り上げを伸ばしている。今回展では、尾州産地の工場背景を生かしたウール混素材を中心に提案している。チェック柄や独自の表面感を持つカジュアルなウール織物が引き合いを受けている。
宇仁繊維は、これまでのポリエステル中心のラインアップから、綿やリネンなどの天然混やラメなど、ナチュラルな風合いを持つ織物にシフトした。「深セン市場では天然素材が好まれる」(同社関係者)とし、播州織などの産地物を打ち出すことで、訴求力を高めている。
きらりは、これまで中国市場で力を入れてきたトリアセテート素材に加え、プリントやカレンダーなどの2次加工を施した織物を前面に訴求する。バイヤーの間で「変わったものを求める動き」(同社幹部)が強まっていることに対応した。
柴屋は、綿やリネンを主軸に、日本独自の天日干し加工によるナチュラルな風合いをアピール。加えて、パイナップルファイバーやオーガニックコットン、食品廃棄物を染料とした素材など、サステイナブルな生地を充実させる。同社ブースには地場ブランド関係者だけでなく、ロシアなどの海外バイヤーの姿も目立つ。





