ごえんぼう
2026年06月17日 (水曜日)
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏や、ソフトバンクグループ会長兼社長執行役員の孫正義氏も愛読しているとされる『孫子の兵法』▼ビジネスの教科書でもあるが、国家の在り方から戦争を論じた兵法書である。その一節に「武力を行使して対象国の戦力を撃滅し勝利するのは、次善の策でしかない」とし、「武力を行使することなく対象国を屈服させることが、最善の方策である」とある(『[現代語訳]孫子』杉之尾宜生編著)▼2月28日に始まった米国とイスラエルによるイラン攻撃。原油高騰や世界秩序の不安定化などの混乱に陥れただけで、本当に必要な攻撃だったのか▼米国とイラン双方が、戦闘終結などに関する覚書に合意し、19日に正式署名すると報道された。孫子の「完全勝利を求めて武力戦を長期化させて結果がよかったなどという例は、いまだかつて見たことがない」に沿う賢明な判断だが、収束へつながるか。





