インド展 60社が対日貿易拡大へ商談
2026年06月18日 (木曜日)
日印国際産業振興協会(JIIPA)が主催する「インディアファッション&ライフスタイルショー大阪2026」が17日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開幕した。アパレル、生地、寝装、インテリア、雑貨などのインド企業60社が、対日貿易拡大に向けて商談する。
初出展のマウリ・ライフは手織りに特化した、設立8カ月のスタートアップ企業。綿、麻、ウール、シルク、ヘンプ、バナナ、竹などの天然繊維を、電動織機を使わずに職人が手で織り上げる。現在の販路はインド国内のみだが、「日本にもビジネスチャンスがありそう」として初出展した。
縫製品の貿易会社、ジョイラインファッションズも初出展で、これまで対日実績も少ない。フランス、ドイツ、英国、米国、サウジアラビアなどを販路に持ち、婦人、紳士、子供向けにカジュアルシャツやワンピースを供給する。素材は綿が大半で先染めが多い。刺しゅう、レース、プリントなども国内協力工場で施す。デザイナー7人を抱えるデザイン力と企画提案力が強み。「日本のアパレルの低価格要求にも対応する」と、対日獲得に意気込みを見せる。
トライブルは、JIIPAが東京で開く「インドトレンドフェア」に毎回出展している。インド最大の繊維貿易商社で、国内に400社以上の発注先を持つ。婦人服、紳士服、子供服、バッグ、インナー、スポーツウエア、雑貨類など多様な製品を請け負う。年間供給実績は6700万点。インド以外の7カ国に事務所も展開し、その一つは東京。展示会前から日本の複数の繊維商社と商談を続けており、今回の詰めの商談で商量拡大を狙う。価格帯では「とても安いものから高級品まで対応可能」。
会場を訪れたサステイナブルブランドを持つ大阪のあるアパレルバイヤーは、「毎回来ているが、今回は日本のトレンドを意識した提案が目立ち、進化を感じた」と同展の傾向を評した。中国生産を中心に近年はインド生産も増やしつつあるが、「やはりインドは納期が最大のネック。手仕事によるクラフトマンシップの世界観もインドの良いところだが、その半面、職人による差の大きさも問題になることがある」と話した。





