ごえんぼう

2026年06月19日 (金曜日)

 夏物セールやボーナスが待ち遠しい時期。だが、今年は物価高に加え、日銀の利上げで家計の負担感が増し、“買わない”という選択が加速しそうだ▼長く使える物を選ぶ傾向は、家具や家電、寝具といった耐久消費財だけでなく、無地Tシャツや定番デニムなどファッションにも広がる。修理やメンテナンスの利用は伸び、物を増やさず“維持して使う”姿勢も定着しつつある▼背景には、収納や処分の負担軽減、住み替えを見据えた身軽さ志向、サステイナブル意識の高まりがある。高齢層では終活、若年層ではミニマル志向も影響する。動機はさまざまだが、“買わない消費”へつながっている。利上げはその流れをさらに強めるだろう▼企業側も所有という前提を見直し、レンタルやサブスクリプション、長期保証など使い続ける仕組みを拡大する。買わない消費は今、生活の質を守るための新しい選択肢として根付きつつある。