ごえんぼう

2026年06月23日 (火曜日)

 群馬県太田市は、横編みの産地として知られている。軍需工場で働いていた技術者が終戦後に横編み製造に乗り出したことで産地が形成されていった▼現在は横編みではなく、輸送用機器製造が産業の柱だ。SUBARU(スバル)の本工場がけん引し、市の製造品出荷額は3兆円を超える。これは全国で15位、関東では4位。確かに他の都市よりもスバル車が目立つ▼自動車専門誌に勤める人は外国車を所有している率が高いと聞いた。ある雑誌の編集者は「A社の車に乗ってB社に取材に行けない。逆の場合も同じ」とし、外国車だと比較的当たり障りがないとした。それでも駐車場の一番奥に止めるという▼太田に限らず、国内繊維産地は縮小が続き、衣料品の輸入浸透率は数量ベースで98・6%に達する。価格やブランドなど、外国製を選ぶ理由はさまざまだが、国内製という選択肢が減り続けていることを忘れてはいけない。