ごえんぼう
2026年06月26日 (金曜日)
今年もまもなく折り返し。6月半ばに起きた人生初の“まさか”の出来事を思い返し、気を引き締める▼会社のトイレのシンクを瓶底で破損し、翌々日にはホームと電車の隙間に左足が落ちた。会社への報告書や家族とのLINEのやり取りを見返して時系列を思い出した次第で、人生初の出来事さえ記憶は曖昧だ。人は都合よく忘れ、都合よく思い出す生き物だと実感する▼そんな折、文庫型ノート『きろくのほん』を見つけた。“自分の好き”を百個書くのが本来の使い方だが、それに限ることもない。日記のように一日を総括するでもなく、SNSのように他者を意識する必要もないのがいい▼書けば記憶の輪郭が整う。左足が落ちた件のページには青あざの写真を貼った。靴が脱げずに済んだこと、さっと引き上げてくれた人のことも。シンクのページには見積もりが出たら追記しよう。負担してくれる会社への感謝と共に。





