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東レ合繊クラスター 提案商材深化で幅出し

2026年06月26日 (金曜日)

 東レ合繊クラスターは、提案商材の深化を図っている。展開用途の幅を広げるのが狙いで、環境対応や機能性に会員企業の繊維加工技術を組み合わせて感度の高い商材を生み出す。今日26日まで東京都渋谷区のウィズハラジュクホールで総合展を開き、開発品を顧客に訴求している。

 国内繊維産地企業による「メード・イン・ジャパン」の技術力や開発力を差別化・高度化品に落とし込み、新しい価値を市場に発信している東レ合繊クラスター。16回目を迎えた今回の総合展には28社が参加し、ハンガーサンプルと製品サンプル、マネキン・トルソー展示を合わせて、約550点・体が会場に並ぶ。

 目を引くのが新たな取り組みで、「糸軸は大きく変わらないが、加工で工夫を持たせた」。環境対応や機能面に特化した打ち出しだけではなく、感性を付与することで用途拡大を図った。例えば、透湿防水はアウトドア用途が主体だが、表面変化などを加えることでカジュアル用途にも生かせる。

 環境配慮型素材を集積した「サステナブルコーナー」は、従来のテーマであった軽量・コンパクトをさらに掘り下げ、ナチュラル感を付与する加工やシワ加工を行った一枚物の生地などを打ち出した。表面変化の一環として顔料インクジェットプリントを施した商材も紹介した。

 高感性素材がそろう「ハイセンシティビティコーナー」でも「前回展よりも表面変化を意識した」という声が聞こえた。天然繊維の表情と合繊の機能を融合し、中にはウール複合品もあった。染色・加工場のアイデアを取り入れたことで「想像以上の生地ができた」と強調する。

 高機能素材を展示する「ファンクションコーナー」は、涼感素材や遮熱加工、有機フッ素化合物(PFAS)フリーの高耐久撥水(はっすい)、戻り臭抑制加工などを展示している。これらの機能が実感できるよう、デモンストレーションも実施している。

 そのほか、「ユニフォームコーナー」では高通気性と着心地を両立した素材が並び、「インテリアコーナー」では軽量でありながら高い遮光率を実現したカーテンが紹介された。新しく会員になったムーンレイカーズ・テクノロジーズの活動を紹介するコーナーも設けた。