帝人アクシア/テレビ通販事業を強化/地上波や自立型に力点

2026年06月26日 (金曜日)

 生活消費財関連商品を企画・販売する帝人アクシア(東京都品川区)は、テレビ通販事業を強化する。現在は専門チャンネルが主力だが、地上波(民放)と自立型通販(放送枠購入)に力を入れる。偏重によるリスクを避けるのが狙いで、拡大を図りながら三つの販路のバランスを整えていく。

 同社は、1988年に帝人の出資で設立された。現在は帝人フロンティアの子会社として、電子商取引(EC)サイト・モールやテレビ通販向けの各種商品を展開するほか、OEMビジネスを手掛ける。売り上げ規模は約105億円(2026年3月期)で、半分弱をテレビ通販が占めている。

 テレビ通販は、主力の専門チャネルでの展開が80%強と大きく、地上波は15%、残りが自立型となっている。高吸水・高吸湿繊維「ベルオアシス」を使った除湿・消臭剤、収納ケースのほか、日傘や寝具、防寒着などをそろえ、順調に拡大している。

 今期(27年3月期)は、テレビ通販とOEMビジネスなどを合わせて15%の増収増益を計画する。青野義弘社長は「バランスを考えて伸ばしていく。全社売り上げにおけるテレビ通販の比率は大きく変わらない」としたが、テレビ通販の中身は変革する。

 全体での成長を図りつつ、地上波と自立型の比率を高める。自立型は収益性が高く、新商品のテストマーケティングができるのも利点。青野社長は、「理想」とした上で、専門チャネル50%、地上波25%、自立型25%を志向していく。3年後にはテレビ通販全体の規模を「倍増したい」と話した。

 商品開発も加速し、ベルオアシスでは旅行関連アイテムを商品化するなど、幅出しを図る。そのほか、縦型不織布を応用したトッパーや同社初のアウターアイテムとなるフルウオームスタッフコート、ポリエステル繊維「涼しや」を使った遮熱カーテンなどを打ち出す。

 テレビ通販以外では、雑貨の拡大に力を入れる。特に非繊維の雑貨を拡充する方針で、ステーショナリーの展開や韓国発の収納・インテリア雑貨ブランド「Litem」(リテム)の輸入・販売を行う。ライフスタイル雑貨ブランドのリバイバル展開も進める。