ごえんぼう
2026年06月29日 (月曜日)
連日のように株価が最高値を更新している。株などほとんど持たない筆者には縁遠く、景気の良さを実感しにくい話だ▼リーマン・ショック後の安値は2008年10月の6994円90銭。そこから株価は10倍超になった。では経済も同じだけ強くなったのか。日本の名目GDPはドル建てで08年の約5・1兆㌦に対し、26年の国際通貨基金(IMF)の予測は約4・38兆㌦。円安の影響が大きいとはいえ、株高だけで暮らしの豊かさは測れない▼中小零細企業や家計の実感も重い。エンゲル係数は08年の23・2%から25年は28・6%へ上昇した。食費の比率が高まれば、衣料品など選択的支出の余力は細る▼ちなみに被服および履物への支出(月平均、2人以上世帯)は08年が1万3292円、25年が1万63円。服を売ることが一段と難しい時代に入ってきた。価格だけでなく、買う理由をどう作るか。売り方の真価が問われている。





